You Only Haas Once: UC Berkeley MBA留学記

"You Only Haas Once" (人生でHaasは一度きり)という造語です。2017-2019年のHaas School of Business, UC Berkeleyでの生活や感じたことをつらつらと書いてみます。

キャリアサポートについて

これまで学生生活の構成要素の3つに触れて来たので、最後にCareerについて紹介する。

人気業界は、肌感覚だが、今のところテクノロジー業界(プロダクトマネージャー職)とコンサルティング業界が人気だと思う。プロダクトマネージャー職は、花形らしく、一つのプロダクトの全てを管理する(CEOのような役割)ことができるので、人気のようだ。

また、現実問題ある程度お金を稼いで学生ローンを返さなければいけない、もしくは自分が本当になにをやりたいのかはっきりしていないので、幅広い経験を積めるコンサルにいきたいという人によく会う。(が、これらは個人的な感覚)。

もちろんHaasが強い起業、VCやソーシャルセクターに興味ある人も多数おり、そういう人たち向けのプログラムも豊富だ。

いずれにせよ、皆会社説明会やこれからのインターンシップを経て、自分はこれをやりたいんだという仮説を検証していっている。

 

それに向けてのキャリアサポート体制であるが、私は非常に充実していると思う。(あまり有効活用していない人もいるようだが) リソースは大きく分けてCareer Advisory, 2年生のPeer Advisor, 卒業生のIndustry Specialistの3つ。

Career Advisorはとても経験豊富で、そもそもキャリア論から自己アピールの仕方、ネットワーキングの仕方(これらはワークショップ形式)から履歴書のレビュー(これは個別相談)、まで幅広く的確にアドバイスをしてくれる。そもそも自分が何やりたいかわからなくなったという時にも、個別相談に乗ってくれ、コーチングを通じて、自分のやりたいこと、次のステップを明確にしてくれる。

Peer AdvisorとIndustry Specialistの役割は似ていて、彼/彼女らは自分が志望する業界から内定をもらった2年生や卒業生であり、履歴書のレビューや模擬面接をしてくれる。 特にコンサルティング業界志望の学生はここが充実していて、ケース面接対策などでは的確なフィードバックを得ることができる。 私はこれらのおかげで、履歴書のクオリティをだいぶあげることができたし、自己アピールもうまくなったし、就活準備を着実に進めることができていると思う。

また秋学期の前半と後半の間にはCareer Weekというのがあり、ここでは毎日違う業界の会社説明会や、ソフトスキルを高めるワークショップなどが行われていた。

ちなみに、スタートアップの業界などかっちりとした採用プロセスがない業界に志望する学生は、基本的には積極的に交流会に参加したり、卒業生を伝ってネットワークを広げていくのが主となる。 ただHaasの卒業生は非常に協力的で、話を聞きたいです!といえば大体OKしてくれるのがありがたいところ。

 

正直Haasに来る前は、のキャリアサポートについてはそこまで知らなかったけど、意外に充実していると思う。あとは結果が出るよう、残り頑張らなければいけない。