You Only Haas Once: UC Berkeley MBA留学記

"You Only Haas Once" (人生でHaasは一度きり)という造語です。2017-2019年のHaas School of Business, UC Berkeleyでの生活や感じたことをつらつらと書いてみます。

Haasの授業について (秋学期前半振り返り)

少し前だが、秋学期の前半が終了したので振り返ってみる。

 

秋学期は前半 (Fall A)と後半 (Fall B)に分かれており、秋学期は全て必修科目を受ける。

前半は、統計(Data & Decisions)、ミクロ経済(Economics for Decision Making)、組織論・リーダーシップ(Leading People)、コミュニケーション(Leadership Communication)の4科目。

最初の3科目は週に2コマあり、これが7週間あるので、計14コマ。コミュニケーションは週1回。

時間割はこんな感じ。

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Coming Out Monologue

前回の記事で、「自分の人生について語り合うセッションがある」と書いたが、具体例をひとつ紹介したい。

 LGBT(Lesbian, Gay, Bi-sexual, Transgenderの総称でいわゆる性的マイノリティ)の人が実体験を語るという、Coming Out Monologueというもの。

年に1回の9月にLGBTに関するイベントをいろいろ開催する週があるのだが、これはその週のメインイベント。この日は6名のLGBTのスピーカーがそれぞれの自分の人生について10分ほどゆっくりと話していた。

 

[イベントスタート前の会場の雰囲気。100人以上が参加した]

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MBA留学はどうLife Changingなのか

MBAプログラムが始まって1ヶ月が経った。Haasでは秋学期が前半と後半に分かれており、その前半の半分が終わったところだ。(具体的な科目はこちら

「MBAはLife Changingな経験だ」ということはよく聞いていたけど、具体的にどうやって変わるかはということは、こちらにくるまでいまいちイメージが湧いていなかった。

が、授業やキャリアセミナー、そして何よりクラスメートとの出会いを通じ、どうやって変わるのかが少し見えてきたような気がするので、記してみる。

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キャリアについて

初めて話すクラスメートとの会話としては、「これまで何してきて、これから何したいの」が多い。話してみて思うのが、みんなも将来的に何をやりたいかをとても悩んでいる。この分野、領域に進んでみたいという仮説を立て、それが本当に自分がやりたいことなのかということを検証するために、ビジネススクールに来ているようだ。

かくいう私も悩んでいる。そして、それよりもう少し大きな話で、そもそも人生とはというような問いを考える機会が増えている。

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Application / MBAの目標

MBAのアプリケーションについては、ざっくりではあるが海外MBAドットコムに記載してある。

 

MBAプログラムが始まって約1ヶ月経った。

改めて思う2年間の目標としては、自分は人生でこれを成し遂げたい、というようなものを見つけること。

これまで28年間生きてきて、自分はこれに興味があるなと思えるものはある一方、それに全て捧げるほどではない。自分がこれまで知らなかったものも知り、「やっぱりこれをやりたい」と卒業時に思えるようになれると嬉しい。

 

細かな目標としては、以下の通り

  • 会計や統計などのハードスキルを身につける
  • Diversity & Inclusionの重要性を学ぶ
  • San Francisco Bay Areaのトレンド(特にテクノロジー周り)に詳しくなる
  • 将来サポートし合える仲間を作る

本当にあっという間に時は過ぎていってしまうので、一つ一つ進んでいこうと思う。

ブログ開設

2017年8月よりHaas School of Business, UC BerkeleyのMBAプログラムに私費留学している日本人です。MBAプログラムの日常や、Berkeley/USでの生活についていろいろと記録に残していきたいと思っています。

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最初にMBA留学を考えたのが6年前。当時、外資系金融人事部の海外大学の新卒・MBA採用を担当しており、出張でアメリカに来ました。そのとき出張ついでにニューヨークのMBAプログラムの授業参観をしてみたのですが、バックグラウンド、年齢や人種など問わず議論をしている姿を目の当たりにし衝撃をうけ、自分もこのような環境で勉強したいと思いました。そこから紆余曲折あり、今日に至ります。人生は本当にどうなるかわからないなと思うのですが、その過程を少しでも文章化して、ここに残していきたいと思います。