You Only Haas Once: UC Berkeley MBA留学記

"You Only Haas Once" (人生でHaasは一度きり)という造語です。2017-2019年のHaas School of Business, UC Berkeleyでの生活や感じたことをつらつらと書いてみます。

Coming Out Monologue

前回の記事で、「自分の人生について語り合うセッションがある」と書いたが、具体例をひとつ紹介したい。

 LGBT(Lesbian, Gay, Bi-sexual, Transgenderの総称でいわゆる性的マイノリティ)の人が実体験を語るという、Coming Out Monologueというもの。

年に1回の9月にLGBTに関するイベントをいろいろ開催する週があるのだが、これはその週のメインイベント。この日は6名のLGBTのスピーカーがそれぞれの自分の人生について10分ほどゆっくりと話していた。

 

[イベントスタート前の会場の雰囲気。100人以上が参加した]

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みんなが話した内容の詳細はもちろん書けないが、自分がゲイになったときの話、ゲイであったことでいじめられた経験など、仲良い友達にですら話しにくい深い内容のストーリーを各々が語っていた。

日本にいたときからLGBTを応援してきたが、ここまで大勢の前で自分をさらけ出す場はなかったので、スピーカーの勇気に感動したし、内容も心を動かされた。

 

そしてこういうイベントに大勢の人が集まるのを見ていて嬉しかった。と、同時に辛い実体験を聞いていて、まだまだ支援の手を差し伸べなければいけないのだなと思った。

 

Diversityはどの学校にもある。ただInclusiveであるかどうかは学校によって差があると感じている。比較的リベラルな西海岸かつバークレーの校風かもしれないが、HaasはとてもInclusiveであると感じてこちらを選んだ。

そしてこのようなイベントに参加して、この学校に来て良かったと改めて思う。