You Only Haas Once: UC Berkeley MBA留学記

"You Only Haas Once" (人生でHaasは一度きり)という造語です。2017-2019年のHaas School of Business, UC Berkeleyでの生活や感じたことをつらつらと書いてみます。

キャリアについて

初めて話すクラスメートとの会話としては、「これまで何してきて、これから何したいの」が多い。話してみて思うのが、みんなも将来的に何をやりたいかをとても悩んでいる。この分野、領域に進んでみたいという仮説を立て、それが本当に自分がやりたいことなのかということを検証するために、ビジネススクールに来ているようだ。

かくいう私も悩んでいる。そして、それよりもう少し大きな話で、そもそも人生とはというような問いを考える機会が増えている。

 昨年の暮れ、行きたいMBAに合格して喜んだのもつかの間、就職先をどうするか考えなければならないと思った。そうしてその就職先でも競争が待っている。。と考えると終わりのない競争に途方に暮れていた。

 

そんな中、入学初日のAdmissions担当者からのスピーチがとても心に残った。

彼女はHaasのMBAの卒業生で、卒業後は別の企業に就職した。しかし、心の底から楽しむことができず、悩んでいたところにHaasでのポジションの紹介があり、転職した。

転職することで給与は下がったというが、彼女は今の仕事について"I love my job"と思っていると話した。大変な時もあるし、出張で小さな子供と離れて過ごさなければいけないときもあるがそれでも"I love my job"と思っている、と。

 

その時に、肩の荷がおりた気がする。競争や相対的なものでなく、自分がやりたいと思うことをここで探そうと思うようになった。

高校生の時から、よく人生は死ぬまでの暇つぶしだと思っていた。でも暇つぶしだからこそ本当に自分の好きなことをやるべきだと改めて思う。

日常の仕事から離れて、改めて自分や自分の人生について考えることができるMBAという環境はとてもありがたい。

 

今後2年間、いろいろなことに首を突っ込みながら探求して見たいと思う。