You Only Haas Once: UC Berkeley MBA留学記

"You Only Haas Once" (人生でHaasは一度きり)という造語です。2017-2019年のHaas School of Business, UC Berkeleyでの生活や感じたことをつらつらと書いてみます。

サンフランシスコにて

「どこで勉強してるんですか」と聞かれると伝わりやすいのでサンフランシスコと答えるが、実はあんまりサンフランシスコにはいかない。電車で20分くらいと中途半端に遠いし、これといって用事もない。

 

が、去年の暮れになるが、Amazon Goに行くためにサンフランシスコに行ってきた。話題の無人コンビニである。

f:id:domitaro:20190126181835j:plain

店は都心の駅から徒歩数分、ビジネス街の一角にある

 

入り口にはゲートがあり、スマホにダウンロードしておいたアプリに表示された3Dバーコードをゲートにかざして入る。あとは普通の買い物と同じように、好きな商品を棚からとって、ゲートを出るだけ。

レジなどは存在せず、しばらくするとアプリに購入した商品の一覧が表示され、カードにチャージされる仕組み。

f:id:domitaro:20190126181844j:plain

中は(ちょっとおしゃれな)普通のコンビニ

f:id:domitaro:20190126181856j:plain

品揃えは、サラダや弁当的からスナックまで豊富に存在

 

客がどの商品をどれだけとったかを把握するのは、天井と棚の奥に多数存在するセンサー。

店員によると、頭上のセンサーが、入り口からの動きをセンサーがモニターし、商品をとるときは、棚の裏のセンサーと交信しあって、把握しているとのこと。

f:id:domitaro:20190126181925j:plain

天井のセンサー

f:id:domitaro:20190126181912j:plain

棚の奥にあるセンサー

 

ちなみに商品を一旦とって、本来の置き場じゃない別の棚に置いておくと「この商品がA棚の B列に置かれているので、戻してください」といった指示が店員にいくのだそうな。

 

やーすごい!全然便利だったし、なかなか感動した。

自分に関するデータを提供してしまうのだけど、一方テクノロジーの進歩は素直にすごい!

 

----------------------

ちなみにサンフランシスコに来た理由はもう一つあった。いまだにはまっているポケモンGOの中で、誰か他の人とポケモンを交換するタスクをクリアするというものであった。

学校ではポケモンをやってる人があまり見つからなかったので、サンフランシスコの都心にでて、ポケモンをやっている人が集まっているところ(ボスと戦うとこ)に行って、適当に話かけることにした。

明らかにポケモンやってる指の動きをしている人に話しかけ、ポケモンを交換。その後雑談をしていると、科学的にウィスキーを作りあげる会社で働いているとのこと。

 

研究室で作る「高級ウイスキー」は業界に革命を起こせるか? | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

 

人工肉などこういった食品工場が台頭しているのは知っていたが、ウィスキーについては初耳だった。

世の中が変わる、面白い動きがベイエリアにはまだまだたくさんあると実感した1日であった。

Haasの授業について(2年秋学期振り返り)

2018年も終わり早いもので残りもあと1学期。

だいぶ間が空いてしまったが、2年生の秋学期にとっていた授業について振り返る。

(VC&PEについてはすでに振り返ったので、それ以外)

 

今期はソフトスキル系の授業を多めにとった。

以前聞いていたフレーズで”What got you here, will not get you there”というものがあり、これからどんどんキャリアを積んでいく上ではソフトスキルの方が重要になるのではと思い、時間があるうちにとってみることにした。

総じて、自分の強み、弱みや、何をやりたいかということが見えてきたと思う。あらためてMBAは失敗してもよい場だと思うので、卒業までに、その弱みの克服の実験をしていきたいと思う。

続きを読む

Haasの授業について(Venture Capital & Private Equity)

2年生秋学期に取っている授業、Venture Capital & Private Equity。

これまでのHaasの中で一番知的好奇心が満たされ、おもしろい授業であった。

 

続きを読む

山火事の影響

カリフォルニア州ビュート群での山火事。200キロ以上離れているバークレーにもその煙は来ていて、霞みがかっているし、外にでてしばらくすると肺のあたりが少し痛み出す。

f:id:domitaro:20181118152807j:plain

[家からの景色。普段は奥に海が見える]

 

続きを読む

2年目!

今週、Coming Out Monologueがあった。内容は昨年のブログ記事にあるが、もうこれから1年経ったのかと思うと改めてあっという間だと思う。。

 

2年目からは全て選択科目。私は以下の授業を履修している。人気授業を同じSemesterに多く取れたので満足している。

続きを読む

Haasの授業について(春学期後半振り返り)

早いもので夏休みも終わり、2年目の秋学期が始まった。が、気付けばブログの更新が疎かになっており、春学期の振り返りが全然終わってなかったので、ちゃんとまとめる。

 

必修授業:

[Strategic Leadership]

戦略論の授業。ケース中心の授業で、様々な企業が取った事業戦略を分析する。扱う内容としては、Internal Fit / External Fitや、競合優位性の作り方、(Facebookなどの)ネットワーク効果など

教授がゲーム理論の専門ということもあり、講義部分はゲーム理論が中心であったが、自分がアクションをとる時には競合がどう動くか(対抗してくるのか、放置するのか)ということを常に考えることがとても大事ということがよくわかった。

 

[Problem Finding, Problem Solving]

いわゆるデザインシンキングの授業。各クラスごとにデザインシンキングサイクル(観察→問題定義→デザイニング→プロトタイピングなど。。)のひとつを扱い、これを実践している専門家がそれぞれについて実例を交えながらレクチャーする。一クラスの人数が多いこともあり、実際に何かを作るまで踏み込んだ内容ではないが、全体的な理解は深まったし、デザインシンキングという問題解決の手法がよく理解できた。

 

[Ethics for Responsible Business]

倫理の授業。絶対的に正しい倫理観はなく、それを考えたのフレームワークとして活用すべき、というメッセージはとても面白かったし、新たな視点だった。(例えばお金にならない薬を営利企業として開発すべきかという議論に対して、フリードマンだったら利益の最大化すべきという観点からNOと判断する、功利主義者だったら・・・ランドだったら・・・など)つまり、多くの場合、絶対的な正しい判断はないので、(もちろんしてはならない判断はあるが)まず様々な判断軸を理解する大切ということがよくわかった。

 

選択授業:

[Corporate Finance]

必修で学んだコーポレートファイナンスの応用版。トピックとしては、Proforma, WACC, DCFなど一般的ではあるが、4人1チームのグループで毎週ケース問題のまとめノートを提出する必要があり、実際にモデルを組んだりと手を動かすことが多かったので、力にすることができたと思う(ただミヘビーだった。。。)インターンの企業価値評価の業務で直接的に役にたったので、取ってよかった授業。

 

[Designing Financial Models that Work]

授業名にモデリングとあるものの、内容の中心はDesigning、つまりエクセルモデルの見た目や新たなエクセル機能を学ぶ授業。エクセルは得意だと思っていたが、意外に知らない機能も知ることができたし、これもインターンで財務モデルを組むときに役にたった授業。

 

[Diversity in the Workplace]

D&Iにめちゃくちゃ熱血な講師による授業。各週異なるマイノリティ性(障害者、女性、人種など)を取り扱い、ベストプラクティスや、失敗例を学ぶ。ビジネススクールの授業ということもあり、企業としてDiversity & Inclusionをどのように推進していけばよいか、対応していけばよいかという視点で学んでいく。例えば自分がグーグルのCEOだったら、女性差別の文書が公開された時(以下)どう対応していたか、などで議論した。

グーグル、女性差別の文書を公開した男性社員を解雇 :日本経済新聞

https://www.bbc.com/japanese/4261694

心に残ったメッセージとしては:

  • Inclusionの本質は好奇心。自分が知っている世界が全てではないということを自覚し、自分と違う状況・人に出会ったときにそれについて知りたいと思うかが重要。(必ずしも受け入れなければいけないわけではない。)
  • Equality (平等)であることとEquity (公平)であることは違う。公平であるべき

日本でもDiversity & Inclusionについて取り組んでいたものの、改めてアメリカ、かつHaasという場でこの課題について学ぶことで、この課題の奥深さ、また幅広さを痛感した。

f:id:domitaro:20180907154003j:plain

(credit: interactioninstitute.org and madewithangus.com)

 

春学期後半は、スケジュール的にはだいぶ落ち着いていたし、時間の使い方もだいぶわかってきたので、心の余裕を持って過ごすことができた気がする。

早いもので2年目になってしまった。実質あと8ヶ月程度。今のうちにしっかり楽しみつつ最大限吸収していきたい。